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※ 2025年3月下旬 〜 2025年4月下旬 発送予定
「四角小」のサイズより一回り大きく、顔からお腹あたりくらいまでの上半身を映すサイズのミラーです。すこし離れると上半身全体と腰くらいまでがしっかり映ります。
直線的に構成されがちな壁面ですが、このミラーを掛けることにより、美しい金のアーチが描かれ、空間にやわらかい印象をもたらします。
カマボコ型に膨らんだ立体的なフレームは繊細な陰影を作り、重ね貼りされた金箔のランダムなテクスチャーをより引き立てます。
アーチ部分は繋ぎ目はなく、一本のヒノキの角材を曲げ木の手法で曲げてます。
ヒノキは熱を加えると柔くなり、固定して冷ますとその形状を維持する性質があります。
熱々に茹でた角材を、型に沿わせながら手で曲げて、そのまま冷ますことでこのアーチ型を固定させます。そのアーチ型に曲げた材を、底辺となる別の角材と接着して組み合わせてから、表の面をカマボコ型に削り出して行きます。
普通の長方形のフレームの場合は、予め断面をカマボコ型に加工してストックされた棒を切って四辺を組んでいきますが、アーチに関しては曲げの工程が入るため、角材のままひとつひとつフレームを組んでから、組んだ状態で工具を手でコントロールしながらカマボコ型に削り出して行き、手作業のヤスリ研磨で滑らかな木肌に仕上げます。
そのフレームに表面は形や厚みの異なる金箔の端切れをランダムに貼り重ね、奥行きのある複雑な表情を作り出しています。
また仕上げの工程で表面にごく細かいヤスリを入れて少し艶をおさえ、ややマットに仕上げています。その上で剥離止めのトップコートを施しています。
通常の長方形のミラーに比べて、手作業でしかできない細かい工程が格段に多く、繊細な調整と、長い制作時間が求められる形状ですが、一つ一つ、高度な技術と丁寧な作業で制作しています。
一見しただけでは気づかない微妙な手仕事の揺らぎや、自然素材ならではの個体差が、画一的な工業製品にはない特別な雰囲気をまとわせていると思います。
裏面には壁掛け用の金具が付いており、その金具を釘やネジに掛けてください。釘やネジが効かない石膏ボード壁の場合は、同梱されている石膏ボード用のフックをお使い頂くと、工具が不要で取り付けが手軽かつ、撤去時にも跡がほとんど残らず便利です。
サイズ:330X505X24mm